女子高を舞台にキラめく感情の交差を描き出した、書下ろし1編を含む全7編。
キラめいては、いないですよ。高校生なんて。
という作者の声が私には聞こえた、ような。
若いのに手練れですなあ。
29/03/2008 Sat 23:58 | 読書
空沢高校の入学式に、新入生が突然捨て犬を連れてきた! 犬はワンダーと名づけられ、ワンゲル部で学校犬として飼われることに。年月が巡り、行きかう生徒は変わっても、ワンダーは高校生たちと共に飛んだりはねたり大きくなったり……。少年と少女と犬が転がりながら成長していく、あったかハイスクール・クロニクル!
悪人は一人もいませんし、高校生と犬というモチーフからして狙い通りなんだろう。それは良いのですが、気になるのが文章。
同じ語尾が数センテンスごとに繰り返されて、気になり始めると止まらない。
非常に、非常に苛つかされる。
編集者は何をしているんでしょうか?っとに、もう。
21/03/2008 Fri 23:23 | 読書
72歳の元歯科医・緋田龍太郎が妻の春子、妻の母のタケ、ひきこもりの長男克郎と暮らす家に、事業が失敗した長女逸子の一家3人、離婚した妊婦の次女友恵が同居することに。にわか大家族になった緋田家の明日は・・・!?家族それぞれの目線から語られる、それぞれの事情。くすりと笑って、ほっこり心が温かくなる、新家族小説。
面白いです。
離散した家族の面々が集合。それぞれがそれぞれの立場、役割でいることの悩みや想い。
同じ環境で生まれ育ち、違う環境で生きていく、家族ってそうなんですね。
17/03/2008 Mon 23:41 | 読書
直木賞作家が描く、伝統芸能の世界。主人公は太夫を語る大夫・健。人間国宝の師匠や変わり者の三味線弾きに鍛えられながら芸を磨く。芸に恋に悩みながら健は成長していく。傑作青春小説。
安定してます、男子が主人公の成長ものが、すっかり定番になって安心して読みました。ストーリーやキャラクタは正直そんなに惹かれませんが、縁もゆかりもない世界を知ることは読書の付加価値、です。
13/03/2008 Thu 23:33 | 読書
バリバリ働くイメージとは裏腹に、実情はパワハラ、セクハラが横行するシビアな世界。企業犯罪の犠牲になった兄の無念を晴らす杏子が、「ガイシの闇」に立ち向かう!
経済ミステリだそうです。ふむ。
キャラクタがいかにも、で台詞が、どうにもあれなのが最後まで気になった。
そういうことを気にしないでさらりと読めば良いのか、と。でも、このタイトル。
07/03/2008 Fri 23:20 | 読書
徳間書店
唯川恵、小手鞠るい、畠中恵、原田マハ、ヴァシィ章絵、朝倉かすみ、角田光代(著)
切ない雫のブルー、激しく燃える炎の赤、暖かくまるいオレンジ、残酷で尖った黒、無垢のまま溶けゆく雪の白……
恋愛には、ひとつひとつに、それぞれの色と形がある……。
人気女性作家7人による、珠玉の恋愛小説アンソロジー。
最後からふたつを読めば良い。朝倉氏の冴えてること。
あとはもう気の毒というか、不遜だけれど辛いわ。
04/03/2008 Tue 22:08 | 読書
深夜のバー。小学校のクラス会の三次会。四十歳になる男女五人が友を待つ。大雪で列車が遅れ、クラス会同窓会に参加できなかった「田村」を待つ。
これ装幀からして良いです。四十の男女、それぞれの物語。田村の存在。
キャラクタが良い。今までにない感じ。
それにつけてもこの著者の文章の味わいの心地良いこと。
02/03/2008 Sun 14:39 | 読書
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