女性警官殺しと中学生銃乱射事件。マグナム銃を追う潜入捜査官。正義の幻想が毀れたあともなお、信じるものを探し続ける2人の男を描く。
ニューナンブ、
街角の犬と舞台設定は地続きながら、主人公は異なる。警察小説というのは、キャラクタが大変に、濃いな。
この著者の、
輓馬、
月のない夜、
風花のような作品を好むゆえ。
31/07/2006 Mon 19:41 | 読書
祥伝社
石田 衣良(著)中村 航(著)本多 孝好(著)真伏 修三(著)中田 永一(著)山本 幸久(著)
I love youに続く男性作家達が書き連ねた恋愛アンソロジィ小説集第2弾。
最後の作品がもっとも好ましかったのは想像していたけれど、最初の作品がここまでとは思わなかった。"恋愛"という概念における作家の引き出しが露呈してしまったよう。
31/07/2006 Mon 17:21 | 読書
結成15年目、8作目のアルバム。
聴く、感じる、揺れる。云うことは何もない。
Eddie Vedderは42歳、so cooooooooooool!!!!!!!!!
Pearljam.comBMG JAPAN公式サイト
30/07/2006 Sun 22:30 | 音楽
美しくて、か弱くて、本を愛したミーナ あなたとの思い出は、損なわれることがない―懐かしい時代に育まれたふたりの少女と、家族の物語。
ミュンヘンオリンピックの開催された1972年、芦屋の伯母の世話になる12歳の朋子はひとつ年下の従兄弟ミーナと出会う。
コビトカバのポチ子に始まり、ローザおばあさん、伯父さんも伯母さん、お手伝いさん、マッチ箱から物語を紡ぎだす。
ひとつひとつの小さなエピソードがとても小川洋子氏的、素敵な御伽噺。
28/07/2006 Fri 12:08 | 読書
元OLの売れっ子占い師、ルイーズ吉田は大忙し。 ある日、物事の終末が見えるという大学生の武田君が現れる。ルイーズにもおわりの兆候が見えると言い出して…。表題作ほか3編を収録した連作短編集。
登場人物や設定が異なろうと、
優しい音楽と同じことを思い感じてしまうが、それもまた味。違うように感じるようになった時に、著者かあるいは自身に変化が生じるということなのかもしれぬ。
27/07/2006 Thu 18:45 | 読書
クラッシュ監督: ポール・ハギス
原案: ポール・ハギス
脚本: ポール・ハギス
ボビー・モレスコ
主題歌: キャスリーン・ヨーク
出演: サンドラ・ブロック ジーン
ドン・チードル グラハム
マット・ディロン ライアン巡査
ジェニファー・エスポジート リア
ウィリアム・フィクトナー フラナガン
ブレンダン・フレイザー リック
テレンス・ハワード キャメロン
クリス・"ルダクリス"・ブリッジス アンソニー
タンディ・ニュートン クリスティン
ライアン・フィリップ ハンセン巡査
ラレンズ・テイト ピーター
ロスのハイウェイで起きた交通事故をきっかけに、さまざまな人種、階層、職業の人々の人生が連鎖反応を起こすヒューマンドラマ。
第78回アカデミー賞、作品賞、脚本賞、編集賞の3部門受賞。
人間同士の衝突、光を見せる展開に、アメリカのメンタリティを垣間見る。
27/07/2006 Thu 10:55 | 映画
いっぱいの現実と、いっぱいの絵空事。何十、何百もの小説へと続く可能性を秘めた、虚実のあわいを走るルート350-。小説の地平を切り拓く、ストレートな短編集。
著者の挑発と刺激をいっぱいに浴びる。
26/07/2006 Wed 21:33 | 読書
交際3年。求婚済み。年の差なし。ここが世界の頂点だと思っていた。こんな生活がずっと続くんだと思っていた―。僕と彼女の3年間の物語。
1時間もかからず読了。
ああ、きれいです、つるつるしていて凹凸がないので。
26/07/2006 Wed 20:30 | 読書
陸上選手、機械オタク、優等生、美少女。高3の夏、ぼくたち4人がはじめた「ゲーム」は、大学入試をカンニングで突破することだった。清くなく、正しくない、青春コンゲーム小説。
カンニング、遠ざかってしまった単語だけに、最新技術を駆使したと思しき手法に感心。キャラクタといい、素直に読める展開といい、不正なことなのに、やけに爽やかな青春小説。
24/07/2006 Mon 18:02 | 読書
ワセダの三畳間に沈没していたタカノ青年は、突然、東京にある多国籍新聞社の編集顧問にスカウトされる。とことんアジア的な寄り合い所帯はどこまでもパワフルで個性的。自伝仕立て"多国籍風"青春記。
高野秀行氏オフィシャルサイト面白い、何が面白いって、
エイジアンのメンバーは言うに及ばず、その混沌の中にあって、面白がれるエイジアン魂を開花させる著者の筆致。小説を読んでいる気が薄れる核心を突いた表現。
紛れもなく唯一無二のエイジアンな書き手だよ。
混沌の神エイジアンは、いつもどこにでも偏在する。
23/07/2006 Sun 13:46 | 読書
"義八郎商店街"、幾多の荒波をくぐり抜けてきたこの商店街が今日もまたにぎやかに目を覚ます…。心正しき商店主たちとの心優しきホームレスの物語。
ちょっぴりファンタジックな風味の連作短編。ホームレス義八郎の真の姿に迫る後半は切なく物悲しいがユーモアがそれを覆っているのが救い。
22/07/2006 Sat 22:35 | 読書
金品をねらう怪盗が残した謎の地図を巡って、主人公の少年リンツや名探偵たちが大冒険を繰り広げる。
約3年ぶりの新作、児童書の顔をしたミステリィ。講談社の
ミステリーランド、なんと贅沢な夏休みの宿題。
豪華な装丁、平田秀一氏による美しいイラスト。
少年リンツを取り巻く理不尽と不条理、けれどこの冒険には光が見える。それぞれのネーミングの妙がまた巧い。読書感想文の課題図書にしたかった。
22/07/2006 Sat 19:22 | 読書
泰史が本郷のアパート近くにある馴染みの喫茶店で出会った弓恵は、不思議な魅力を持つ女だった。普通の日常が、少しずつ形を歪め、泰史の周りにいる親しい人間が狂気を伴っているように思えてきてしまうのだか…。 愛とは何か、"普通"と"異常"の境界線はどこにあるのか。人の愛のかたちとは何かをテーマに描いた、サスペンスミステリィ。
弓恵の存在はホラーぽくはあれど、"歌神楽女"の名を轟かせもっと不気味でも良かった。泰史という男性の色んな意味での薄さがまた。
21/07/2006 Fri 21:35 | 読書
第33回メフィスト賞受賞作。
大学生の秋月昌平は墓参りに行った霊園で、瀕死の男に遭遇。男は片言の日本語で「コレをダイトウリョウに渡してほしい」と言い残して昌平に鍵を託す。日本と韓国の間に渦巻く陰謀に巻き込まれた昌平の運命は。
出来すぎ、ご都合主義、フィクションだから、そう目くじら立てぬで良いではないかと、思えども思えども。
21/07/2006 Fri 15:56 | 読書
人生で一度の思い出にキューバに旅立った若い女教師と不倫相手の教頭を帰国後待っていたのは生徒の死と非難の嵐だった。人間のダークサイドを焙りだす作品集。
眉を顰めながら胸がすくよな、顔を覆った指の隙間から覗くよな。
19/07/2006 Wed 08:09 | 読書
鳶職の男を隅から隅まで慈しみ、彼のためなら何でもする女、「料理は性欲以上に愛の証」とばかりに、清掃作業員の彼に食べさせる料理に心血を注ぐ元主婦など、お互いにしかわからない本能の愛の形を描いた作品集。
久しぶりに読んだ山田詠美氏、凄味を感じる、肌で、感覚で。
こちらが年を経て、それがさらに増したのは、嬉しい。
18/07/2006 Tue 08:18 | 読書
ワーナー・ホーム・ビデオ
監督: ティム・バートン Tim Burton
マイク・ジョンソン Mike Johnson
製作: アリソン・アベイト Allison Abbate
ティム・バートン Tim Burton
声の出演:
ジョニー・デップ Johnny Depp ビクター
ヘレナ・ボナム=カーター Helena Bonham Carter コープス・ブライド
エミリー・ワトソン Emily Watson ビクトリア
トレイシー・ウルマン Tracey Ullman
ポール・ホワイトハウス Paul Whitehouse
アルバート・フィニー Albert Finney
ジョアンナ・ラムレイ Joanna Lumley
リチャード・E・グラント Richard E. Grant
クリストファー・リー Christopher Lee
マイケル・ガフ Michael Gough
ジェーン・ホロックス Jane Horrocks
ディープ・ロイ Deep Roy
ダニー・エルフマン Danny Elfman
ロシアの民話を題材に描くブラックユーモア満載のファンタジーアニメ。
製作10年、撮影2年、気の遠くなるような時間をかけて作られたストップモーションアニメ。作品に対する愛情と執着と拘りと妥協のなさ、がひとつひとつのシーンにしっかりと移り込み、パペットたちは死体でさえも生き生きと。
17/07/2006 Mon 13:51 | 映画
下町の老舗古書店「東京バンドワゴン」。ちょっと風変わりな四世代の大家族が、転がりこんでくる事件を解決する。おかしくて、時に切なく優しい、下町情緒あふれる春夏秋冬の物語。
最後の著者の言葉にあるように1970年代のホームドラマをポップにした感じ。
15/07/2006 Sat 14:47 | 読書
日常を少し離れた温泉宿で繰り広げられる五組の男女の風景。
温泉宿、ちょっとだけ非日常なところ。そこで交わす男女の会話や取ってしまう態度、うまく掬い取っている。あるある、ありそうありそう。
14/07/2006 Fri 22:42 | 読書
芥川賞は伊藤たかみ氏の"8月の路上に捨てる"。
直木賞は三浦しをん氏のまほろ駅前多田便利軒と、森絵都氏の風に舞いあがるビニールシート。
恒例のお二人からすると幻滅、の布陣。伊坂氏はまた逃したかたちだが。
13/07/2006 Thu 20:37 | 読書
ジウシリィズ第二弾。
連続児童誘拐事件の黒幕"ジウ"の正体は謎のまま。捜査本部でジウを追う美咲。一方、特進をはたした基子の前にはジウの姿が…。
次第に明らかになってゆくジウの正体に不気味さを感じていたら、これはまだ次作に続くのであった。"新世界秩序"というのが最終巻のキィワードのよう。
12/07/2006 Wed 16:51 | 読書
記憶はときどき嘘をつく。香港旅行の途上で消えた青年は何処へ。15年前の4日間をめぐる4人の物語。
"何か大切なことを忘れている気分"が読後も続く。
迷子になり続けることは、できるのだろうか。
08/07/2006 Sat 08:39 | 読書
青藏鉄路 Qingzang Tielu-青蔵鉄道が、7月1日に開通した。こんなことになっている、らしい。中華人民共和国西部の青海省西寧とチベット自治区首府ラサを結ぶ高原鉄道で総延長1956キロ。
世界上海拔最高的鉄路
世界で一番長い高原鉄道:総延長1956キロ。
世界で一番高い駅:海抜5068メートルのタングラ山駅。
世界で一番高い凍土トンネル:海抜4905メートルの風火山トンネル。
世界で一番高いのトンネル:青藏鉄道、全長は1142キロ。
世界で一番長い高原凍土トンネル:全長1686メートル、海拔4600メートル余の崑崙山トンネル。
開通後の青蔵鉄道における凍土地帯区間の時速は100キロ、一般地帯の区間では120キロとなり、当面、列車の運行時速としては世界の高原凍土鉄道の中でも一番速い。
青藏鉄道路線上最長の"以橋代路"工程―清水河特大橋(高架橋)全長11.7キロ、海拔4600メートル。
行かない理由が見つからない。
06/07/2006 Thu 22:26 | 旅
来日したソ連人科学者をめぐるCIAとKGBの熾烈な争い。日本を舞台にしたスパイ合戦に今、ひとりの日本人が立ち上がった。
1970年代高度成長期の日本、冷戦下のCIAとKGBの暗闘にしょぼくれた中年スパイが絡んでいく、となるとこの著者お馴染みの戯画的展開を想像する。
もちろんそれも大いに展開されるのだが、妄想じみた"愛国心"や家族愛、そちらに主眼が置かれるや、読後感が随分変わる。
06/07/2006 Thu 20:14 | 読書
高くて広い空に囲まれた街で起きる不思議な事件。少年・ギーガンは知らず知らずのうちに事件に巻き込まれていく。
空を見上げる古い歌を口ずさむの物語世界と地続きになっているような、御伽噺。自殺者が続出するという悲劇的な内容なのに、ギーガンのこころの成長は清潔で優しい文章とともに、染みとおるように読めるのでした。
04/07/2006 Tue 19:54 | 読書
2003年第29回メフィスト賞受賞作。
いつかおまえの周りで、誰かが"のっぺらぼう"を見るようになったら呼んでほしい」20年前に、姿を消す前に兄が言った言葉を一人息子が。北海道の製紙工場の街"パルプ町"を舞台にしたファンタジィ。
ジャンルなんてどうでも良いけれど、ジュヴナイルなのかしらん。
モチーフになっている"上を向いて歩こう"が流れる時代は1970年代、ノスタルジックな肌触り。
04/07/2006 Tue 13:17 | 読書
人気ジュニアブランド、プリムローズの洋服を着た少女が連続して殺害される。ブランドを守ろうとするゼネラルマネージャー、女性刑事、そして少女の母親。事件に揺り動かされる女たちを描く長編ミステリィ。
この著者は、舞台となる業界を描くのが上手く、読み手が労せずして物語の世界に入ることができる。ストーリィは王道ながら違和感もなく、一気に読めてしまう。
03/07/2006 Mon 08:18 | 読書
盗撮映像売買で恐喝されるハメになった小学生、足に障害を負った兄の敵を討つために復習を誓うブティック販売員、幼児誘拐事件に巻きこまれた園児救出劇。池袋ウエストゲートパーク シリィズ第6弾。
ちょっときれいすぎる美談ストーリィと優等生的なキャラクタが多いのは、仕方ないのか。マコトも成長してゆくのですね。
02/07/2006 Sun 18:47 | 読書
中央線沿線の"
マチ"を舞台に、小さな変化を"
待つ"女性たちの8つの物語。
それぞれの作品に中央線沿線に実在する喫茶店が登場する。
思えば喫茶店という空間は確かに、何かを、誰かを、待つためにあるのかもしれないな。
02/07/2006 Sun 08:35 | 読書
東京で裏稼業のコンサルタントをする水原。彼女には、掟破りの島抜けをしたという、誰にも言えない過去があった-。迫り来る地獄島の番人。東京裏社会を舞台に必死の逃亡劇がいま始まる。
この著者の作品を読むのは、随分と久しぶり。
この設定はキャラクタは、どうしたんだろう。
新刊を読むたびに突っ込みどころが多くなっていく。
01/07/2006 Sat 20:50 | 読書
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