新潮ケータイ文庫で連載していたらしい、"ロック&ガーリー系青春文学"だそうだ。これまた強烈な個性の女性ギタリストが主人公。
ヴォーカリストの自殺の真相を探るくだりはミステリィかと思ったら、少女漫画に出てきそうなオールドスタイルな主人公の、少女漫画のような展開でありました。
30/04/2006 Sun 08:16 | 読書
両極端な性格のふたりの女性警察官を主人公にした警察小説。
好対照なふたりといういささかステレオタイプなキャラクタとテレビドラマなような展開、と思いながらもするすると読んでいると、これは挨拶代わりの一冊だった。続編に期待。
28/04/2006 Fri 22:07 | 読書
ルーズな女、がらっぱちな女、気前のいい女、よく泣く女、美人なのに、外見とはかけ離れた木造ボロアパートに住む女…。"日本の美しい女たち"11人の物語。
吉田修一という人がこういう短編を描く、という事実が香ばしいじゃありませんか。
山本文緒氏の31歳の女性、31通りの
ファースト・プライオリティーには唸ったものだよ。
27/04/2006 Thu 21:35 | 読書
精神科医・伊良部シリィズ第3弾。離島医療のため都下の離れ小島に赴いた伊良部が、島を二分して争われる町長選挙に巻き込まれる表題作。残る三編は有名人を患者に迎える作品だが、やはり表題作がもっとも奥田氏の小説らしい、と思う。
25/04/2006 Tue 08:29 | 読書
アミューズソフトエンタテインメント
監督: エミール・クストリッツァ Emir Kusturica
製作: エミール・クストリッツァ Emir Kusturica
マヤ・クストリッツァ Maja Kusturica
アラン・サルド Alain Sarde
製作総指揮: ピエール・エデルマン Pierre Edelman
クリスティーヌ・ゴズラン Christine Gozlan
脚本: エミール・クストリッツァ Emir Kusturica
ランコ・ボジッチ Ranko Bozic
撮影: ミシェル・アマテュー Michel Amathieu
音楽: エミール・クストリッツァ Emir Kusturica
デヤン・スパラヴァロ Dejan Sparavalo
出演: スラヴコ・スティマチ Slavko Stimac ルカ
ナターシャ・ソラック Natasa Solak サバーハ
ヴク・コスティッチ Vuk Kostic ミロシュ
ヴェスナ・トリヴァリッチ Vesna Trivalic ヤドランカ
ニコラ・コジョ Nikola Kojo フィリポヴィッチ
アレクサンダル・ベルチェク Aleksandar Bercek ヴェーリョ
ストリボール・クストリッツァ Stribor Kusturica アレクシチ
実際に捕虜の女性と恋に落ちた男性の物語をヒントに描く切なくも心温まるヒューマン・ラブ・ストーリー。1992年、内戦が勃発直後のボスニア・ヘルツェゴビナを舞台に、敵方捕虜と恋に落ちた主人公が、反対に敵の捕虜となってしまった自分の家族との交換を迫られ苦悩する姿を、ユーモアと明るさ、破天荒さを鏤めながら描き出していく。
ライフ イズ ミラクル オフィシャルサイトぶち込まれるブラックに過ぎるユーモアと皮肉、隠喩にファンタジィ、不条理、過剰なまでにエネルギッシュな登場人物たち、動物たちとメルヘン、美しいボスニアの自然、そして戦争という現実。画面から迸るコミカルでタフでチャーミングでロマンティックで愛すべき、ライフたち。
24/04/2006 Mon 08:41 | 映画
引き続き取りこぼしていた第30回川端康成文学賞受賞の表題作を含む短編集。
出会ってから12年、袋小路にある家に住む男性を思い続ける袋小路の恋を描いた表題作、その関係を三人称で描いた"小田切孝の言い分"、天体好きの一人の男の心に浮かぶ様々な想いを描いた"アーリオ オーリオ"。
言葉にするのが難しい、人との距離を得体の知れなさ。それを言葉にしようと丹念に紡いでゆく、ことに気付く。
21/04/2006 Fri 14:07 | 読書
取りこぼしていた少し前の作品。海辺の街にひっそりと暮らす青年のもとに"ファンタジー"なる人物が現れた。
恋人の死や拭い難い過去、それらが淡々と描かれているのに胸に染み透ってくるような質感。
20/04/2006 Thu 17:45 | 読書
三人の不良高校生が決行した期末テスト奪取計画"ルパン作戦"。忍び込んだ校舎内で彼らが発見したのは、女性教師の死体だった。15年後、三人に突然警察の手が伸びる。自殺とされたはずの教師の死は、実は殺人事件だった…。
著者が1998年に短編
陰の季節で第5回松本清張賞を受賞する前、1991年第9回サントリーミステリー大賞の佳作となった作品。当時は刊行されなかった、レアな気にさせられる"青春"小説。
"読み手の心に
Gがかかる小説を書き続けたい"と著者が誓った原点。ストーリィもキャラクタも勢いがあって瑞々しい。刻一刻と時効が迫る緊張感の中、明かされてゆく過去、Gがかかってゆく快感。
18/04/2006 Tue 20:26 | 読書
監督: アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ Alejandro Gonzalez Inarritu
製作: アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ Alejandro Gonzalez Inarritu
ロバート・サレルノ Robert Salerno
製作総指揮: テッド・ホープ Ted Hope
脚本: ギジェルモ・アリアガ Guillermo Arriaga
撮影: ロドリゴ・プリエト Rodrigo Prieto
フォルトゥナート・プロコッピオ Fortunato Procopio
美術: ブリジット・ブロシュ Brigitte Broch
編集: スティーヴン・ミリオン Stephen Mirrione
音楽: グスターボ・サンタオラヤ Gustavo Santaolalla
出演: ショーン・ペン Sean Penn ポール
ナオミ・ワッツ Naomi Watts クリスティーナ
ベニチオ・デル・トロ Benicio Del Toro ジャック
シャルロット・ゲンズブール Charlotte Gainsbourg
メリッサ・レオ Melissa Leo
クレア・デュヴァル Clea DuVall
ダニー・ヒューストン Danny Huston
ひとつの心臓を巡り交差する三人の男女の運命を描く。
役者の演技が凄味を帯びて焦げつきやりきれない想いは燻り続ける。
16/04/2006 Sun 09:22 | 映画
著者曰く
強調文情報は時として魔物と化す。この小説の主人公は"情報"かもしれない。阪神大震災の朝、N県警の幹部が突然失踪した。警察内部に起こった大激震。県警幹部たちの虚々実々の駆け引きと足の引っ張り合いが錯綜する。
持続する緊張感、ラストに齎される怒涛の真相。奥歯をぎりぎりと噛み締め続け、ああ、横山秀夫氏の小説だと。
15/04/2006 Sat 14:21 | 読書
明治時代、母親ほど年の離れたイギリス人旅行家に恋をした通訳兼ガイドの伊藤亀吉の物語。ヴィクトリア朝イギリスの女性旅行家イザベラ・バードの"日本奥地紀行"がモチーフで、実在した伊藤鶴吉という人物がモデルらしい。
イトウの恋慕の手記、良い。倍も年上の異国の女性に恋焦がれる青年のこころの機微。ロマンティック。晩年彼が娘に語った科白、
おまえは誰のようになる必要もない、ただおまえ自身の不可思議な人生を生きよ。
13/04/2006 Thu 20:41 | 読書
老人、子供、独身女性、結婚間近の男性…部屋をテーマに家主を取り巻く人間模様を描いた短編小説集。
どの作品もキャラクタといい設定といい、巧くてそつなく、ともすれば回顧投影する上手さ。するすると引っかかりなく読み進められる、そこが良いのか悪くはないか。
13/04/2006 Thu 08:20 | 読書
2006年本屋大賞にノミネートされた作品。ちょっとだけ風変わりな家族と飼い犬"サクラ"の物語。
John Irving氏の
ホテル・ニューハンプシャーを明らかに意識して書いていらっしゃるのだが、技術が伴っていないのが読んでいて辛い。
わざと狙っているにしても酷すぎる日本語の誤用が、前半のほのぼのとしたどうでも良い家族の出来事のくだりと相俟って、実に実に試練。それが急展開するのは"死"を彼等が取り巻き始めてから。
人生応援歌、は透けて見えているんだけれど。
12/04/2006 Wed 16:06 | 読書
監督: アン・リー Ang Lee
製作: ダイアナ・オサナ Diana Ossana
ジェームズ・シェイマス James Schamus
製作総指揮: ラリー・マクマートリー Larry McMurtry
ウィリアム・ポーラッド William Pohlad
マイケル・コスティガン Michael Costigan
マイケル・ハウスマン Michael Hausman
原作: アニー・プルー Annie Proulx
脚本: ラリー・マクマートリー Larry McMurtry
ダイアナ・オサナ Diana Ossana
音楽: グスターボ・サンタオラヤ Gustavo Santaolalla
出演: ヒース・レジャー Heath Ledger イニス・デル・マー
ジェイク・ギレンホール Jake Gyllenhaal ジャク・ツイスト
ミシェル・ウィリアムズ Michelle Williams アルマ
アン・ハサウェイ Anne Hathaway ラリーン・ニューサム
ランディ・クエイド Randy Quaid ジョー・アギーレ
リンダ・カーデリーニ Linda Cardellini キャシー
アンナ・ファリス Anna Faris ラショーン・マローン
スコット・マイケル・キャンベル Scott Michael Campbell モンロー
ケイト・マーラ Kate Mara
Brokeback Mountain1963年、ワイオミング州Brokeback Mountain。保守的なアメリカの西部で出逢い恋に堕ちたカウボーイ二人。20年以上にも渡る彼らの悲恋を描いたモダン・ウェスタン。
2005年のヴェネチア国際映画祭金獅子賞を受賞。2006年ゴールデングローブ賞では、作品賞(ドラマ部門)、監督賞、脚本賞、主演男優賞ヒース・レジャーの主要4部門を受賞。アカデミー賞で監督賞、脚色賞、オリジナル音楽賞を受賞。
切なさと甘酸っぱさとほろ苦さが、身体中に広がるようなシーンが徐々に積み上げられてゆき、ラストシーンで噴出。この恋愛の壮絶、歓喜、無情、非情、純粋を身悶えせずに観ないでいられない。20年という時間の重みを想像することができるなら。
12/04/2006 Wed 08:35 | 映画
妻を交通事故で失い、同乗していた息子は片足を失った。そのとき自分は別の女性と逢っていた。心と身体に重い傷を抱え、父子は妻の故郷沖縄へ向かい自転車の旅に出る。
この著者の作品には、登場人物の衒いなさとご都合主義的に思える展開と、口語体に違和感を憶える。二回点半ひねりすると泣けといわれても泣けない正しさ。
09/04/2006 Sun 19:26 | 読書
さまざまな食べ物に恋の行方を左右される女性たちを描いた短編集。
言葉選びの巧さと科白の絶妙さは楽しいのだけど、短編集だからか既視感が漂う気がしないとも言い切れぬ、ような、そんな腹八分目。
09/04/2006 Sun 12:50 | 読書
全国書店員が選んだいちばん!売りたい本 2006年本屋大賞は、リリー・フランキー氏の東京タワー オカンとボクと、時々、オトン。
メッタ斬りコンビの仰るようにこの小説がたくさんの人に読まれることは、とても良いことだと思う。ラジオやエッセイ、イラストやコラムでこれまで知っていたリリーさんと何にも違わんやろうけど。
06/04/2006 Thu 08:16 | 読書
入居者の一人が殺され、続いて住人全員が消えたアパート。病で脳にハンディを負った大家のボクさんは謎解きを始め、やがて自分を取り巻くものが善意だけではなかったことを知る。"知る"ことの哀しみを描く長編ミステリィ。
と、知ると
アルジャーノンに花束をの匂いを嗅ごうとするのは致し方ないので。
03/04/2006 Mon 19:23 | 読書
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