晶文社
ジャック リッチー(著), Jack Ritchie(原著), 好野 理恵(翻訳)
短篇ミステリの名手、ジャック・リッチーの傑作17篇を収録したオリジナル短編集、その大半は1960年代に作られたもの。
どの作品もソリッドでシンプル、しかしながら複雑なスパイスが鏤められ、ぴりり、ひりひり、にやりとさせられ、ラストの一行で唸る。
ぎりぎりまで軽さと簡潔さを究め、それが凄みになっていて、彼にかかればレ・ミゼラブルもパンフレットになる。キャラクタのユーモアと二回転反ひねりもとても好みであった。
彼が最晩年に書いた
もっとも短い物語。
すべてが終わったとき、地球上には二人の人間が残った。二十年後、年上の男が死んだ。
そして彼は言った。
「まだもう少し削れると思うんだよ」
28/11/2005 Mon 21:52 | 読書
七人のマッハ!!!!!!!BORN TO FIGHT
監督:パンナー・リットグライ
製作総指揮:ソムサック・テーチャラタナプラスート
製作:プラッチャヤー・ピンゲーオ、スカンヤー・ウォンサターバット
撮影監督:スラチェート・トーンミー
出演:ダン・チューポン、ゲーサリン・エータワッタクン、ピヤポン・ピウオン、アモーンテープ・ウェウセーン 他
マッハ!のスタッフが、マッハ!を超えるアクションを作った。
タイ全土からテコンドー、セパタクロー、器械体操、ラグビー、サッカー、体操、そしてムエタイのアスリートが集結し、武装ゲリラ隊へ反撃の狼煙を上げる。
前半の大量虐殺シーンは過剰で辟易するし、7人のアクションよりムエタイだけのマッハ!の方が一点集中という意味で好みではあった。
が、しかし、今回も勿論、NO CG,NO ワイヤー,NO 早回し、のアクションシーンは、一度開いた口が塞がらず、瞠目しっぱなしで、口腔と眼が乾燥すること請け合い。跳ぶ燃える討つ蹴る殴る 体当たり 無茶やり過ぎな 命知らず。
27/11/2005 Sun 12:00 | 映画
1991年11月23日、QUEENのヴォーカルFreddie MercuryがHIV感染者だというニュースに動揺し、動揺したまま、翌24日、ロンドン・ケンジントンの自宅で天に召されたと知った。
享年45歳。
Kind of Magicに収められたWho Wants To Live Foreverはその示唆だと巷間云われたものだが、死後聴くのは殊更に切ない。
QUEENは、先月Paul Rodgersと共に20年ぶり七度目の来日を果たした。FreddieがいたQUEENは終わり、Freddieのいない世界とFreddieのいないQUEENが始まっているんだ。
東芝EMI公式サイト
Queen Online.Com
24/11/2005 Thu 15:13 | 音楽
alfombra roja
moquette rossa
red carpet
tapis rouge
roter Teppich
rood tapijt
紅地毯
κόκκινος τάπητας
краснаяа ковровая дорожка
西伊英仏独蘭中希露
日本語だと、真っ赤な絨毯。
ふわふわ かさりかさり ざっざっざっ
音たてながら秋踏みしめる。
23/11/2005 Wed 11:40 | 旅
1990年にスチャダラ大作戦でデビュウしてなんとまあ、15年。
心のベストテン第一位はこんな曲だったのは、1994年。
ずっとすちゃらかでスーダラのままでいてください。
スチャダラパードットネット
22/11/2005 Tue 20:29 | 音楽
沖縄を描き続けた氏の初の東京、それも約50年後近未来の東京を舞台にした長編。
熱帯森林化が進む東京に聳え立つ巨大空中積層都市アトラス。選ばれし者だけが住むことができるアトラスに、地上の反政府ゲリラが立ち上がる。
壮大かつ奔放でアクロバティックなストーリィに脳味噌をぐるぐる掻き雑ぜられ、強烈で奇天烈で愛すべきキャラクタに心掻き乱される。物語然とした小説でした。
アニメ雑誌に連載していたのですね、納得。
>>
Web Newtype シャングリ・ラ story:池上永一 illustration:吉田健一
21/11/2005 Mon 21:44 | 読書
ふにゅうがちょっと衝撃的だった著者、今回は新人保育士の奮闘物語。保育士や保育園を取り巻く環境や問題を描いているけれど、子どもの描写がこの小説をきらきらふわふわさせていて、やっぱりKIDS are alright.
21/11/2005 Mon 20:38 | 読書
日本に居ても、唐突に、胸の奥のほうがぎゅーっと痛くなったり、腹の底辺りがぽわんと暖かくなったり、つんと鼻先が熱くなったりすることがある。
その度にその場に蹲って、止めどなく溢れてくる色、匂い、景色や手触り、光、影、暑さ寒さ、足元の覚束なさ、背中の重さ、喉の渇き、伝わらないもどかしさ、辿り着いた嬉しさ、根拠のない自信を、拠り所のない自我を、逃げ続ける不安を、なかなかなくならないキャンディみたいに、ゆるゆるとちびちびと舐め続ける。
確かにあの場所に居たんだよ、小説の中じゃない、あの場所に。
Nicaragua ニカラグア

電子の蜘蛛の巣の中では、その存在をあまりにひっそりと控えめにしているけれど。
分厚い雲と広いアスファルト、路傍の椰子の樹々。立ち並ぶ建物は一様にくすみ、荒み、崩れ落ちそうで、そこにはためく洗濯物でさえ人の営みを感じさせるにはほど遠い。
ねっとりと体にまとわりつく空気、延々と続く更地、強烈な異和感を放つ高層ビル、そこに窓ガラスはなく、黒々とした穴が無数に口を開けているばかり。
カテドラルは今やその役割を新しいそれに譲り、ただただ腐っていくのを待っている。年月の積み重ねも歴史の重みも全て忘れ去られた姿。
水深8メートルのマナグア湖。土色に濁り、水平線の向こうには緑色の大地がけぶって見える。
役立たずとなったその日から、あらゆる建造物はそのままそこに留まり続ける、人々に何の注意を払われることもなく。
新しく見えるビルヂングでさえ、廃墟となるその瞬間を待っているかのように。
色彩感覚がおかしくなりそうだ、などと打ち捨てられた街を眺めていると、忽然と姿を現すのはコカコーラの壁面広告。
20/11/2005 Sun 21:32 | 旅
しあわせな孤独監督・原案:スザンネ・ビエール
脚本:アナス・トーマス・イェンセン
音楽:イェスパー・ヴィンゲ・レイスネール
キャスト:ソニア・リクター(ヨアヒムの婚約者、セシリ)
マッツ・ミケルセン(マリーの夫、医師ニルス)
ニコライ・リー・カース(事故の被害者、ヨアヒム)
パプリカ・スティーン(ニルスの妻、事故の加害者、マリー)
スティーネ・ビェルレガード(ニルス、マリー夫妻の長女、スティーネ)
DOGVILLEの
Lars von Trier監督によって始められた、
Dogme95映画。手持ちカメラのみ、照明を使わずにオールロケで撮影を行うなどの、純潔の誓いをルールとする撮影手法。
交通事故の被害者と加害者、男女四人の運命が、
作為的なものを排除せよのDogme95のルールの下に残酷なまでに晒される。綺麗ごとも奇跡もご都合主義もない、ストイックなリアル。
誰もが分水嶺の向こう側にあっけなく落ちるんだ。
誰もが足元に開いた大きな穴に簡単に吸い込まれるんだ。
でも、人間は脆いようで強い。
醜い自分に目を背けながら、不運な事件を呪いながら、
そんなことは自分には絶対に起きるわけがない、なんて幻想を信じられるくらいには。
19/11/2005 Sat 23:16 | 映画
あさのあつこ初のモダン・ミステリィという謳い文句がついていますが、モダンなミステリィって何なんでしょう。
ホラーとファンタジィな印象でしたけれど。
18/11/2005 Fri 20:46 | 読書
フォー・ディア・ライフ、
フォー・ユア・プレジャーに続く花咲慎一郎シリィズ第三弾。施設保育園を経営する傍ら借金の返済のため裏稼業として私立探偵をする花咲が、今回も奮闘。
色んなジャンルの作品のある柴田氏だけど、ストーリィテーリングの上手さもあって、どんな作品もすいすい読める。特にこのシリィズは保育園という設定がとっても良い緩衝材。
16/11/2005 Wed 21:26 | 読書
上野から森下に来ました。
大正15年創業の居酒屋山利喜は、本館も別館も行列ができるほどの有名店。大きな赤提灯に書かれた煮込みは、東京三大煮込みのひとつと云われているそうです。

明治30年創業の桜肉の専門店、みの家。

12/11/2005 Sat 22:41 | 旅
疫病神、
国境に続く、建設コンサルタント二宮と疫病神ヤクザ桑原コンビシリィズ。
次なる獲物は数十億に及ぶ大手運送会社の闇のマル暴対策費。追いつ追われつの壮大な裏金争奪戦。
今回も、「イケイケ」の桑原に引きずられながらぼやく二宮が、どんどん深みに嵌ってゆくマイナススパイラルは止まらない。この二人の埒もない会話、服装やクルマや装飾品のディテールがリアリティある可笑しさで爆笑必至。
10/11/2005 Thu 15:09 | 読書
USAデトロイト出身のJack White/Vo、G、Piano,Meg White/Dr、Back-Voの姉弟(?夫婦という噂も)2人組。1997年結成。1999年
The White Stripesでアルバムデビュウ。Robert Plantを彷彿とさせる歌声といい、音といい、英国のかほりもするけれど、シンプルでブルージィで一片の曇りもないRock,COOOOOOOOOL!!!!!
春に公開された、ジム・ジャームッシュ監督作品
Coffee and Cigarettesにも出演していたっけ。
Whitestripes.comV2recordsのサイト
09/11/2005 Wed 21:00 | 音楽
表題作を含む短編集。あまりにストレートでびっくりした。
絲山秋子オフィシャルサイト絲山秋子氏インタビュウ@Walkerplus
09/11/2005 Wed 20:56 | 読書
お人好しで二流の詐欺師とドジな手下、美人詐欺師が、金持ちの小学生と企てた狂言誘拐。ストーリィ自体は既読感なきにしもあらずな気も、しなくもないけれど、キャラクタ描写が生き生きしていて、テンポも良く楽しく読めました。
06/11/2005 Sun 12:21 | 読書
親子、友達、男男女男、いろーんな人間関係を平氏のあっけらかんとしたユーモアで描いた短編集。
どのお話も可笑しいのに、挟み込まれる台詞や描写が素通りできない。特別な立場ではない人々、その誰もが図星を衝かれるよな的を射た表現に、爽快感さえ覚える。
05/11/2005 Sat 11:37 | 読書
04/11/2005 Fri 21:22 | 音楽
伊坂幸太郎氏インタビュウ@Yahoo!ブックス表題作「魔王」と続編「呼吸」。
参考・引用文献は、読者へのエクスキューズかな。
02/11/2005 Wed 20:45 | 読書
cyndilauper.com御年52歳のCyndiのセルフ・カヴァープラスアルファのアルバム。
Jeff Beckをフィーチャした新曲もあるそうだけど、やはり肝は、After Time,True Colors,She Bop、
80年代汁たっぷりの曲の数々。
ハイスクールはダンステリアなどという
顔向けできないほど珍妙なタイトルにご立腹されたのは1984年、その
Girls just want to have funに参加したのがKelly Osbourneに代わってPuffyというのには、
げんなり。大人の事情なんでしょうが、Cyndiの声だけで何が不足なんだろう。
01/11/2005 Tue 21:05 | 音楽
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