「地図にない国」と言われるスペイン、バスク地方のパンプローナで真夏に行われる牛追い祭り、エンシエロ。引退の危機に陥った野球選手がエンシエロに参加することで、生きている実感を取り戻す。
フランコ独裁政権下で弾圧されたバスク地方、ヘミングウェイ、闘牛、挫折からの復活、内包されるテーマはとても魅力的なのに、最後まで頭の中の疑問符が消えなかった。登場人物の誰一人として共感の一片も見出せないし、ストーリィも唐突にして強引に感じてしまったよ。勿体ないな。
28/08/2005 Sun 20:27 | 読書
世界音痴と
もうおうちへかえりましょうの二作で、うっかり「ほむほむ」萌えして、
現実入門でちょっぴりがっかりしていたが、これはやっぱりほむほむ。人生の本番が始まって、ぐちゃぐちゃに色を塗り始めた彼の甘酸っぱさに胸疼く。
27/08/2005 Sat 14:53 | 読書
現代の家族のかたちを描いた作品集。表題作の母親に対する曰く言いがたい複雑で混沌とした感情が、身の丈で著されているのを好ましく思う。
人は誰でも、一度は母親を殺します、心の中で。そうして母親を自分の中に取り込もうとするのです。
27/08/2005 Sat 11:25 | 読書
柊屋は文政年間(1818年)創業、京都を代表する老舗旅館だが、その別館に泊まる機会を得た。
本館はいざ知らず、14室の小ぢんまりとした別館は玄関に、「来者如歸」の額。老舗だ御三家だ伝統だとの先入観とは裏腹に、緊張を強いないサーヴィス。一見当たり前に見えながら、実は丹念に居心地良く整えられた部屋、味わい残る調度品。
経験値の低い京料理、鱧、冬瓜、湯葉、豆腐、京野菜が絶妙のタイミングと温度で供される。器のひとつひとつまで愛でながらいただきました。なかでも白眉は、賀茂茄子。むっちりみっちり味わい深くて驚きました。
立地は市役所に程近いのに、周囲は実に静かで、イノダコーヒも徒歩圏、ああ観光客の京都。
25/08/2005 Thu 14:39 | 旅
イラストレーター/画家の黒田征太郎氏の半生をモデルに、その凄まじい青春時代を日米の戦後を舞台に描く。
この著者の作品を読んでいると、時折あまりに単純な表現に戸惑うのだけれど、紡ぎだされる世界がそれを凌駕するに余りある壮絶さで、そんな些細なことは吹っ飛んでしまうのでありました。
15/08/2005 Mon 22:34 | 読書
あとがきによると「夜」を共通コンセプトにした、大きな意味でのホラー作品集。それぞれが違った意味で怖くてよくできたセルフアンソロジーですわ。
15/08/2005 Mon 14:32 | 読書
ジェネオン エンタテインメント
ニコール・キッドマン, ラース・フォン・トリアー(監督), ポール・ベタニー, クロエ・セヴィニー
DOGVILLE公式サイトこういう映画としては型破りな作品は、監督に試されているんだな。内包しているメタファー、壮絶なカタルシス。How do you feel?
13/08/2005 Sat 21:51 | 映画
20世紀であり、軍用犬の世紀だった。イヌたちは翻弄されきっていた。
20世紀の、戦争の世紀の、イヌ・クロニクル。
12/08/2005 Fri 21:57 | 読書
1985年の奇跡に続く、青春小説。あとがきにもあるように「ロケット」ではなく、10センチ四方の超小型人工衛星「キューブサット」を落ちこぼれや引きこもりの高校生たちが作る、のみならず宇宙へ打ち上げる。実際に小型衛星開発をしている高専はあるけれど、この小説の主人公たちは本来そんなことに興味も関心もなかった、なのに気付くとのめりこんでいた。
そのプロセスが肝要だ、青春だ。
12/08/2005 Fri 21:45 | 読書
東宝
ブラッド・ピット, ジュリア・ロバーツ, ジェームズ・ガンドルフィーニ, ボブ・バラバン, ゴア・ヴァービンスキー(監督)
コメディとして観るならOK。主演の二人は安心して観ていられるし。
でもアメリカ人が描くメキシコはどうしていつもあんなにステレオタイプなんだろ。それは日本人を描かせてもそうなんだけれど。
09/08/2005 Tue 22:21 | 映画
類人猿の言語習得実験を行う霊長類研究センターで起きた事件の謎。実験対象であり人間と会話できるボノボ(ピグミーチンパンジー)バースディだけが目撃していた。バースディに深い愛情を持って接する研究者が、恋人の不審な死の謎を追う。
荻原氏に期待する笑いはないけれど、ストーリィテリングは見事なミステリィ。
09/08/2005 Tue 21:49 | 読書
2001年にメフィスト賞を受賞してデビューした、1980年生まれの著者。
表題作を含めた短編集。どの物語も、社会では子どもと認識されている立場から描かれ、血が流れ、殺戮が起こる。
切なさを抜いた乙一、愛のない舞城、というのは早計で、それぞれアップダウンが激しいので、長編で読んでみたい。
08/08/2005 Mon 20:27 | 読書
「結婚しても、夫婦は他人。心の中では別のことを考えている。距離があるからこそ見えてくる、リアルだけれどユーモラスな男と女の物語」
投げ遣り、捨て鉢、無気力、脱力、と氏の作品によく形容されるいつもの色合いはあるんだけれど、味わいはないし、奥行きも感じられないし、ちょっとこれはどうしちゃったんでしょう。
07/08/2005 Sun 12:16 | 読書
酒匂ミユキ
インディーズのヴォーカリスト。
28歳(レコーディングのときは25歳くらい?)で選曲負けしていない、しゃがれっぷり。
話しているのをラジオで聞いたら、関西弁で、それだけでブルージィ。
06/08/2005 Sat 16:54 | 音楽
iTunes Music Storeの日本国内でのサーヴィスがスタート。オーディオ形式はAAC。登録楽曲数は100万曲以上だそうです。
1曲あたりの販売価格は、90%の曲が150円、10%が200円。今なら毎週無料楽曲を配信するキャンペーンも実施中。さらにクレジットカードがなくても、プリペイド方式のiTunes Music Cardで購入できるなどなど至れり尽くせり。
Podcastには、InterFM、ソトコト、ラジオNIKKEIなんかも参画していてこれから益々充実しそうです。
それにしても、iTunes Music Storeは2003年4月28日に米国でサービス開始以来、ダウンロード販売楽曲数は、2004年3月に5,000万曲、7月に1億曲、2005年3月に3億曲、7月に5億曲を超えたとの由。
これは言うまでもなく、世界最大の音楽配信サービスなのに日本は20ヶ国目というのはなんともとほほ。
04/08/2005 Thu 18:47 | iPod
ボブ☆ディランの頭のなか
ボブ・ディラン御大も64歳になられたんですね。ハラショー!
サントラに日本代表で真心ブラザーズが参加。
ああ、しかし邦題のセンスが理解できないよ。つのだ☆ひろじゃないんだから。写真見たとき、大泉滉かと思っちゃったよ。
03/08/2005 Wed 21:29 | 映画
31歳の女探偵が、預かった子どもを守るため、暴力団に闘いを挑む。
読了してこれは、
平仮名シリィズの原型だと膝を打った。
これをずっと面白く描くと、ああなるんだなと。
北九州が舞台なのだが、やっぱりそういう土地柄ですか、と嘆息。
03/08/2005 Wed 20:46 | 読書
漫画家でもある著者、芥川賞候補にもなった候補作の表題作と中篇作品集。久しぶりに文学読んだ、という読後感。
03/08/2005 Wed 20:42 | 読書
映画化された前作、
下妻物語―ヤンキーちゃんとロリータちゃんの続編。
野ばら氏の作品はどれもヴィジュアルが鮮明に残る傾向にあるけれど、これは特に、可愛い可愛い深田恭子ちゃんと
土屋アンナちゃんが好演だっただけに、読みながら彼女たちを想起してしまう。
孤高の桃子の独白と、熱いイチゴの雄叫びは、まことに楽しいコンビネーション。殺人事件はこの二人の青春には無用なのに。
そして、一体この装丁の珍妙なイラストはどうしちゃったんでしょう。野ばらちゃんの美学には反すると思うんだが。
02/08/2005 Tue 11:04 | 読書

生まれて初めて隅田川で花火を見た。
闇照らし 狂い咲く花 夏の夜空に
01/08/2005 Mon 21:40 | 旅
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