ひまわりで遊び、コスモスに恋し、椿に涙して、桜の微笑みに頬笑む…。目を閉じ、耳を澄ませば、可憐な花の囁きが聞こえる。日常の切ない一瞬を切り取る名手が、今、分岐点にいるあなたに贈る珠玉の短編集。
03/07/2008 Thu 20:21 | 読書
東京で大地震発生―。「その時」露わになる、心の奥底とこれまでの人生すべて。瓦礫の街で芽生えるのは、悲しい孤独?それとも明日を生きるための勇気と希望?書き下ろし短編集。
短い群像劇、そのどこかに自分がいたとしたら。
02/07/2008 Wed 22:58 | 読書
巷には自己中心的な人、無神経な人など、総じておかしな人がふえている。それを象徴するかのような鹿島田家の人々の日常をシニカルに描ききることで見えてくる不気味な世界。
あーいるんだろうなあ、こういう人たち。読んでいて愉快ではないのに、読むことを止められない。
「何が言いたいのか分からない」というレビューもあったけれど、ねっちりした恐怖を感じないのか。
著者の観察眼の鋭さったら、もう。
29/06/2008 Sun 21:49 | 読書
アヘン王国脱出から、角田光代、井原美紀、内澤旬子、船戸与一、大槻ケンヂとの対談、辺境の視線で読む書評と、辺境作家・高野秀行の魅力をすべて詰め込んだ一冊。
ああ、面白いなあ。既刊の外伝でさえ、壮絶。
この著者には毎度同じことを思い、毎度旅心を激しく掻き立てられる。
29/06/2008 Sun 15:01 | 読書
ある晩、マンションの居間で彼女は語りだした。「わたしは幽霊です。そういうことになるんだと思います」。小田切千波は自殺したとされていた。だが、何者かに殺されたのだ、と訴えた。ぼくは彼女の代わりに、事件の真相を探ることにする。次々と判明する驚愕の事実。
設定はともかく、ミステリとして読みました。
27/06/2008 Fri 17:24 | 読書
ふと手にした釣竿。釣りの面白さにハマった主人公たちに起きた奇跡とは? 釣りを通しての人々の心の交流を描く幸せ満点の連作集。
「奇跡を信じたければ釣りをすればいい」というわけで、非常に穏当なお話でばかりでした。氏のアイロニーを求めて読むとちょいと肩透かし。
25/06/2008 Wed 20:37 | 読書
トップを走り続ける歌姫の恐れ、人気アイドルグループの輝きの秘密、解散直前バンドの悲哀、話題の新人のデビューの経緯――トシマミホが音楽シーンで生きる若者達の光と影を描いた小説集。
わかものたち、のこころ模様、青臭さも泥臭さも等幅で描いているのが、青春。
21/06/2008 Sat 20:38 | 読書
お前は誰だ。俺の子ではない、お前は誰だ。39歳。男は、妻から妊娠を告げられた。それが、すべての始まりだった。30年の時間が流れた。
短いけれど濃密でした。
21/06/2008 Sat 17:45 | 読書
生まれてすぐに家族になるわけじゃない。一緒にいるから、家族になるのだ。東京から田舎に引っ越した一家が、座敷わらしとの出会いを機に家族の絆を取り戻してゆく、ささやかな希望と再生の物語。
まあ、荻原氏らしい安定感のあるお話でした。これまでの氏の作品のよきエッセンスを集めてまとめたような。家族のひとりひとりが敢えて頑張る感じを描いているところなんか。
20/06/2008 Fri 22:44 | 読書
お前んち、いっつもええ匂いするのう。おばあちゃん、夫(おじいちゃん)失踪中。お母さん、妻子ある男性を愛し、緑を出産。藍ちゃん、バツイチ(予定)、子持ち。好きになったら年齢問わず。桃ちゃん、4歳なのに、まだおっぱい吸いに来る。辰巳緑、14歳、女未満。初恋まであともう少し。
なーるほど。関西弁すごいなあ。
15/06/2008 Sun 18:42 | 読書
« | HOME |
»